子どもの吃音
自分のお子さんが吃音ではないかと心配される親御さんが増えているようです。
小さな子どもの場合、2歳前後で吃音症状によく似た会話の仕方をする場合が多く見られます。
会話をする時に、初めの言葉などを無意味に繰り返してしまうのですね。
例えば「おいしいね」というのに「お、お、おい、おいしい、おいしいね」などというたどたどしい話し方をしたり、「お~いしいね」というように最初の言葉を伸ばした話し方をすることなどがあります。
おおむね、言葉の話初めで不慣れだからというものもありますから、2歳前後でこのような話し方をしていても、気が付くと普通に話をしているということが多いです。
しかし、一方でこの症状が次第にひどくなっていく場合があります。
このような場合には心因的なものが原因になっている場合と、発達障害によって吃音症状を起こしている場合とがあります。
どちらにしても、なぜ吃音になっているのかの原因をしっかりと調べてあげる必要があります。
中には、親がかける期待の大きさに、子どもが頑張って応えようとしているのに、その期待に応えきれない、という子どもの「不安」が吃音症状として表れているということもあるようです。
ただ発達障害の場合でも、子どもの年齢に合わせた治療や訓練を行うことで改善することも珍しくはありません。
心配でしたら、専門の医療機関で相談してみるのが良いでしょう。